税理士法人エム・アンド・アイの金坂です。

先日最高裁で税務に関係する非常に大きな判決が出されました。
年金形式で受け取る保険金について、所得税の課税を取り消すというものですがご覧になった方も多いのではないでしょうか?

この問題についてはまだ判決が出たばかりで、所得税をどういう形で還付するのかなど細かいことについては決まっていませんが、この判決を報道する中で「二重課税」という言葉が多く使われていたと思います。この二重課税とは一体何なのでしょう?

1度税金がかかった取引や行為などに対しては2回税金をかけてはいけないという原則があり、逆に同じ取引・行為に対し2回税金がかかった状態を二重課税といいます。今回の判決について簡単に言えば、保険金という1つの取引について相続があった時点で相続税がかかり、年金をもらった時点で所得税がかかるという二重課税になっていますから、所得税をかけてはいけませんよという内容でした。

税法上はこの二重課税を排除するために色々な仕組みが取り入れられていますが、実は二重課税ではないかと言われている項目は意外とあったりします。

よく言われるのがガソリン。ガソリンには精製する段階でガソリン税がかかっていますが、実際に販売するときにガソリン税も含めた金額に対して消費税がかけられています。
一方、ガソリン税と似た感じのする軽油税については消費税がかかっていません。

それぞれ二重課税ではない理由、軽油税に消費税がかからない理由が理論的にはあるのですが、市民感覚で言えば納得いかない部分ではありますし、こういうところが税金はややこしいと言われる理由かもしれませんね。